平成30年度加治木工業高等学校同窓会関西支部の「同窓生の集い」を、11月10日12時から大阪キャッスルホテル錦城閣において、49名の参加者を得て盛大に執り行いました。
もっと気軽に総会や懇親会を楽しんでいただくために、今年から「関西支部同窓生の集い」と名称から一新するとともに、服装はカジュアルを基本としてスーツ姿は出来るだけ遠慮していただくことにしました。
第1部の総会は物故者に対し一分間の黙祷を行い、桑幡支部長の挨拶で始まりました。近年会員の高齢化や若い会員の総会離れの状況の中、支部活動の盛り上げの方向性と方策について途中経過の報告と、「関西わけもんの会」発足と途中経過の報告がありました。「関西支部は島津藩が刀や槍を鉄砲に持ち替えて明治維新に貢献したように、改革へ取り組んで行きます」と力強い挨拶でした。
同窓会本部より来賓祝辞として、昨年の同窓会本部総会で本部会長に就任した福永会長からは、49年振りに高校総体に出場したハンドボール部に対する関西支部からの寄付についてお礼がありました。また、2年後の110年周年に向け実行委員会を立ち上げられたこと、今後共関西支部の絶大な支援をお願いします等のお話しがありました。
母校来賓祝辞として満丸校長先生からは学校活動報告等をいただきました。本校は明治43年の開校から創立108年を迎え、現在は全校生徒数786名が在籍しています。6つの学科が日頃から切磋琢磨し、毎日の授業、体育祭や文化祭を始めとする学校行事、資格・検定、部活動等で頑張っています。その中でもハンドボール部が49年振りに7度目の出場を果たし、陸上部、弓道部も個人の部で出場しました。その際は関西支部には大変お世話になりました。2年後には110周年を迎えますが在校生・職員一丸となって、活気ある学校を目指して取り組み、皆さまの期待に応える所存です。今後も母校のためにお力添え下さい等のお言葉をいただきました。
例年好評を博しております、大先輩の貴重な人生経験を語っていただくコーナーには、電気科昭和42年卒の橋 健三先輩に登壇いただき、これまでの仕事上での失敗談を中心に語っていただきました。中でも、自動販売機の開発で、わずかなコストの部品をケチったばっかりに、入れた金額以上におつりが出る問題が発生し、その改修に駆けずり回ることになった失敗や、アメリカ出張でつたない英語がタクシー運転手に通じず、目的じゃない場所に連れて行かれた話などは面白可笑しく拝聴しました。
第2部の懇親会は昭和32年土木科一期卒業の中馬相談役の力強い乾杯の発声で始まりました。司会進行役の尾松厚生部長の絶妙なトーク力と周りへの気配りが、堅い雰囲気の第1部総会の流れを変えました。ショウタイムでは、新たなるイメージキャラクターの松原美穂さんの歌唱力と選曲に加え、トーク術と演出力により、会場が一つになってこれまでにない盛り上がりを見せました。それからは出席者皆さんの肩の力が抜け、和やかな雰囲気へと潮目が変わり、錦城閣が母校の学び舎であるかのような雰囲気で懇親会を楽しんでいただけたのではと思っています。
この夏に発足した「関西わけもんの会」からは、メンバー6名が参加してくれました。今後はグループライン等のSNS(ソーシャル・
懇親会の終了後、支部役員に来賓の方も入っての意見交換の場を今年から設けました。生徒は卒業後に同窓会各支部に新入会員となるわけですが、川上の学校サイドで連絡先・住所の同窓会各支部への報告とポジティブな入会への姿勢を生徒に対し促してほしいと、母校に対し要望しました。
その他、これからの同窓会のありようについて活発な意見交換がなされ、母校・本部同窓会・支部同窓会の同窓会全体として有意義な時間となりました。
最後に関西支部の「同窓生の集い」にご出席いただきました、同窓会本部、母校の先生方、関東支部・名古屋支部の皆様、関西支部の皆さんの益々のご健勝とご発展を祈念いたします。
加治木工業高校同窓会 関西支部
支部長 桑幡 泰寛
事務局長 大内田 直
総務部長 山下 文男
厚生部長 尾松 学
広報部長 原田 光憲